ちゃんと育てたはずなのに・・・。

Hello! こんにちは! みーちゃんです!

 

今日は、「ちゃんと育てたはずなのに・・・」っていう

 

子育てでよく聞く愚痴や悩みの根源、

 

そもそもどうしてこんな発想になってしまうのかについて

 

お話していこうと思います!

 

「ちゃんとしつけをしているのに、どうして・・・」

 

「しっかり育ててきたはずなのに、なんで・・・」

 

お子さんが学校で何か悪いことをしてしまったときや

 

なかなか自分の言うことを聞いてくれないときに

 

多くのパパさん、ママさんがこう思うんじゃないでしょうか?

 

その気持ちは痛いほど分かるし、

 

実際、自分の子どもが悪いことをしたり、言うことを聞いてくれなかったりしたら、

 

こういう気持ちになって、怒りよりも悲しい気持ちの方が大きくなります。

 

でも・・・

 

ひとこと、言わせてください!!!

 

「ちゃんと育てた」って、何ですか?

 

「しっかりしつけをしている」って、具体的にはどういう状態ですか?

 

この言葉は、私の両親が、弟が中学時代に学校で問題を起こしてしまったときに、

 

両親が弟を泣きながら叱って言っていた言葉でもあります。

 

私はそのとき、高校生だったけど、親がそう思う気持ちも十分わかりました。

 

でも、

 

今、重要なことって、自分たちはちゃんと育てた、しっかりしつけた、ではなく、

 

弟が問題を起こしてしまったこと、なんで問題を起こしてしまったのか、

 

弟が問題を起こすに至るまでの自分たちの弟への関わり方はどうだったか、

 

じゃないのかな?って思ったんです。

 

私が思うに、両親が言っていた「ちゃんと育てた」「しっかりしつけた」は、

 

「立派な人間になれるように、甘やかさないで、厳しくしつけること」

 

なんだと思います。

 

実際、周りの友達と比べて、しつけも教育も厳しかったです。

 

そのおかげか、ご近所さんや学校の先生からは「立派な娘さんですね」って

 

褒めてもらえたこともたくさんありました。

 

でも・・・

 

じゃあ、その両親の教育方針が私や弟にあっていたかというと、

 

決して、それは、YESとは言えません。

 

自己紹介のブログにも書いたように、「厳しくしつける」を大義名分にして、

 

怒鳴ったり、ひどい言葉を投げかけたり、たたいたり。

 

私たちが家ではいい子にしていたから、

 

両親は「ちゃんと育てた」「しっかりしつけた」と思っていたんだと思います。

 

でも、私たちが家ではいい子にしていたのは、

 

怒鳴ったり、たたかれたりするのが怖かったから。

 

ひどい言葉を投げかけられて、傷つくのが嫌だったから。

 

私が学校で問題を起こさなかったのも、

 

もちろん、「やってはいけないことだから」っていう気持ちもあったけど、

 

それに加えて、怒鳴られること、たたかれることへの恐怖があったから。

 

いい子だけど、心の中はひねくれてるし、親に言いたい文句でいっぱい。

 

親に反抗して、暴れて、何ならグレてやりたい気持ちでいっぱい。

 

両親が、私がそう思っていたことを知っていたかどうかは分かりません。

 

もし、そう思ってることを伝えたところで、理解してくれるかどうかも分かりません。

 

もしかしたら、理解してくれないかもしれません。

 

 

自分語りはこの辺にして・・・

 

パパさん、ママさんがいう「ちゃんと育てている」「しっかりしつけている」は、

 

誰の目線から見てのことでしょうか?

 

パパさん、ママさん自身ですか? それとも、ご近所さんですか?

 

ママ友ですか? お子さんがお世話になっている学校の先生ですか?

 

私は、「ちゃんと育てている」「しっかりしつけている」は、

 

親のエゴだと考えています。

 

この気持ちに、お子さんのことを考えているところはあるでしょうか?

 

「ちゃんと育てたから、子どもが立派になる。」

 

「しっかりしつけたから、子どもがいい子になる。」

 

こんなことは、絶対にありえません。

 

仮に、こうなったんだとしたら、それは、親御さんの手柄ではなく、

 

お子さんが小さな体で、未熟な心で、一生懸命頑張って、耐えたからです。

 

大切なのは、「ちゃんと育てた」「しっかりしつけた」ではなく、

 

「自分たちの教育方針やしつけのやり方が、子どもにあっているかどうか」です!

 

お子さんがもし、学校でなにか問題を起こしてしまったときに、大切なのは、

 

「ちゃんと育てたのにどうして・・・」ではなく、

 

「どうして問題を起こしてしまったのか?」です。

 

それをお子さんと一緒によく話し合って、よくお子さんの話を聞いて、

 

自分たちの教育方針やしつけのやり方がお子さんにあっているか、

 

自分たちのお子さんへの関わり方、夫婦の関わり方がどうだったかをよく考えて、

 

良くないところや変えていかなきゃいけないところは、

 

良くなるように変えていかないと、

 

また同じことの繰り返しです。

 

このことに関して、とある印象深いエピソードがあります。

 

ある男性は、自分の息子に、

 

「人から後ろ指をさされない、正直で、素直な、立派な強い人間になってほしい」と

 

願いを込めて、息子が小さい頃から厳しくしつけをしてきました。

 

悪いことをしたら、泣いてしまったとしても、厳しく叱り、

 

たとえ小さなウソだとしても、ウソをついたときにも、厳しく叱り、

 

口答えや言い訳なんて、もってのほか!

 

この男性も、決して、自分の息子が憎いわけじゃありません。

 

純粋に息子のためを思ってのことでした。

 

しかし・・・

 

この男性の息子は、どうなったでしょうか?

 

父親の願いとは裏腹に、オドオドした何かにつけて消極的な人間になってしまいました。

 

父親の前ではいい子だけど、父親には自分の本音が言えないから、ウソをつく。

 

怒られることを恐れて、自分の気持ちを、相手に伝えられず、

 

集団生活では、いつもポツンとひとりぼっち。

 

人とのコミュニケーションがうまく取れないから、学校も仕事も上手くいかない。

 

今は、父親を恐れて、大学進学から家を出て、遠方で就職と結婚をし、

 

帰省はほとんどしない。

 

男性の父親は、今になって、自分の息子への子どもの頃からの関わり方を

 

激しく、後悔しているそうです。

 

こうなってしまったら、パパさん、ママさんはもちろん、

 

お子さんだって、悲しいですよね・・・。

 

 

このブログを見て「ヤバい!」「これって、ウチのことじゃん!」と

 

思ったパパさん、ママさん。

 

今からでも遅くはありません!!!

 

気づいたときが吉で、変われるチャンスです!!!

 

どんなことでも、お子さんとよく話し合って、お子さんの気持ちをよく聞いて、

 

パパさん、ママさんの気持ちや願いを伝えて、

 

一緒に解決していくことができれば、

 

きっとパパさん、ママさんの思いや願いはお子さんに届きます!

 

今日はここまでにします!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!(⌒∇⌒)